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一般内科/生活習慣病

高血圧、高脂血症、糖尿病、慢性腎臓病などの生活習慣、発熱・腹痛・下痢など胃腸炎や咳・鼻水など感冒症状,インフルエンザ,喘息,COPD(慢性閉塞性肺疾患),皮疹,皮膚掻痒,アトピー性皮膚炎、慢性疼痛、慢性頭痛・片頭痛など内科疾患全般に診療します。

生活習慣病においては,放置することで将来的に腎不全,心不全,心筋梗塞,脳梗塞,癌などの病気につながります.頚部血管エコー、ABI検査,血液検査などで動脈硬化の評価を行うとともに、生活指導(食事・運動)を通し、生活習慣病の予防に努めます。

生活習慣病予防のために

高血圧

高血圧症は、脳梗塞や心筋梗塞、腎不全、心不全の発症リスクとなります。
疾患予防のためには血圧を110-130mmHgに保つことが至適とされております。
75歳以上では140/90mmHgまで許容されております。
特に夜間就寝時の血圧を抑えることが死亡リスクを抑えることにつながります。

夜間高血圧を認めるタイプをnon-dipper型の高血圧症といい、塩分の摂取量と非常に密接に関連しております。
日本人に多く、塩分を控えることでおおよそ10mmHg程度の降圧が可能です。(目安として6-8gの塩分制限が必要となります。)

また、最近では厚生労働省に保険承認された血圧アプリによる管理も可能です。

更に、血圧が下がらない人の中には、血圧のホルモン異常や睡眠時無呼吸症候群が隠れていることがあり、そちらの検査も高血圧を指摘された場合、必要に応じて検査をしております。

糖尿病

糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病に分かれており、主に生活習慣が原因となるのは2型糖尿病といわれるものです。
糖尿病も高血圧と同様に、脳梗塞・心筋梗塞、腎不全・心不全の原因になるだけでなく、癌などの重篤な病気の原因になりえます。
また免疫も極めて弱くなるため、一部の風邪から肺炎など重症化したりするリスクが増えます。

原因は、肥満をベースに炭水化物を多くとる生活が続くと、インスリン(血糖を下げるホルモン)の働きが弱くなり、血糖が十分に下がらなくなることがあります。
特にご家族に糖尿病の方がいらっしゃる場合は、インスリンを分泌する膵臓の働きが弱い体質で、比較的肥満はなくとも、糖尿病になり易いです。

内服薬による治療が充実しておりますが、基本的には生活習慣の改善(食事の摂り方、内容)や運動療法(有酸素運動:息が弾む程度の運動を数十分)が非常に重要になってきます。
日頃から膵臓に負担をかける生活をつづけていると、インスリンそのものが枯渇してしまい、内服薬からインスリン注射に移行することもあります。

健康診断での結果では下記を目安にしてください。
HbA1c正常値は4.6~6.2%ですが、6.2%を越えなければ正常というわけではありません。

HbA1c 5.6% 未満 正常血糖
HbA1c 5.6%~5.9% 糖尿病予備軍
HbA1c 6.0%~6.4% 境界型糖尿病
HbA1c 6.5%~ 糖尿病型(ないし糖尿病)

5.6%を超えている時点で、インスリンの効き目が落ちており生活習慣病の改善を試みなければ、将来的に糖尿病になる可能性が高くなります。
また、6.0%付近からは、脳梗塞や心筋梗塞のリスクが上昇することも分かっております。

当院では生活習慣予防のため、適宜生活指導や栄養指導を行っております。随時ご相談ください。

高脂血症

高脂血症も高血圧、糖尿病とともに、脳梗塞・心筋梗塞のリスクになります。
特に悪玉コレステロール(LDLコレステロール)については、久山町スコアによるリスク分類が用いられており、年齢とともに目標のコレステロール値が厳しくなってきます。
理由は、年齢とともに血管の老化が進み、より細くなった血管にコレステロール(油)がこびりつくことにより詰まり易くなるためです。
上記の理由から年齢とともに基準が厳しくなりますし、脳梗塞や心筋梗塞などを一度でも起こした方では、より厳密にコレステロールを管理する必要性があります。

目標値については、おおまかに

低リスク <160mg/dl
中リスク <140mg/dl
高リスク <120mg/dl
糖尿病合併症 or 喫煙者 <100mg/dl

となっております。
一度、脳梗塞や心筋梗塞になった方はさらに厳密な管理が必要です。
また、善玉コレステロール(HDLコレステロール)については >40mg/dl以上が必要で、運動や食事と密接に関与しております。

悪玉コレステロールがあまり高くなくても、善玉コレステロールが低いだけで、疾患リスクは上昇しますので、当院ではそちらも併せて改善のための説明・指導をさせていただいております。

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