睡眠時無呼吸症候群
睡眠時無呼吸症候群は30~60歳の男性において、軽症なものを含めると約2割の方が罹患しているといわれています。
症状は様々ですが、不眠や日中の疲れ・集中力の低下をはじめ、重症なものになると、うつ病やなどの精神疾患にもつながります。
加えて、食欲も増進しますので肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病のリスクも高まります。
最終的には不整脈や心不全につながり、9年で死亡率が4割ほど増加するといわれています。
あらゆる病気のリスクになりますが、自覚症状が乏しく気が付きにくいのも一つの特徴です。
病院では、問診や血液検査、場合によっては24時間心電図などからも疑わしい方の拾い上げが可能です。
それらで睡眠時無呼吸症候群が疑われる方には、まずは簡易SPO2モニタリングでスクリーニングします。
そこでより重症が疑う所見がある場合は、PSG(ポリソミノグラフィー)にてより精密検査を実施し、治療(在宅酸素療法(CPAP))の適応があるか判断していきます。